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@その1 |
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木村忠道
登録アドレス1,400のメーリングリスト『いそいそフォーラム』をボランティアで主宰。某大手企業のISO9002、ISO14001、QS-9000、ISO/TS16949のシステム担当を経て、現在はBSIジャパンで審査員を目指して修行中。今回は「いそいそフォーラムの木村」の立場でこの企画に参加。 |
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[今月のゲスト]島田真紀子
いそいそフォーラムメンバー。秋田の出版社、無明舎出版のEMSの管理責任者。昨年10月にISO14001の認証を取得。その奮戦の模様は無明舎出版のWebサイト内(http://www.mumyosha.co.jp/ndanda/03/ISO.html)で公開中! |
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鈴木信吾
自動車部品製造会社でマネジメントシステムの設計・運用・改善に従事するとともに、執筆・講演などを通じて情報を発信している。企業内では、環境マネジメントシステムと労働安全衛生マネジメントシステムの全社事務局を担当。また、品質マネジメントシステムの構築に参画する。 |
to: 島田真紀子 ; 鈴木信吾
from: 木村忠道
subject: すぺしゃる・げすと登場っ! 
今月のお題は「ISO14001 私ならこう改訂する」です。
今回の公開往復書簡には「すぺしゃる・げすと」をお迎えしておりますので早速ご紹介申し上げます。
秋田の出版社、無明舎出版の島田さん(いそいそフォーラムのメンバ)ですーっ! (^^)/
(やんややんやっ!)
島田さんはEMSの管理責任者であらせられまして、
昨年10月にメデタクISO14001の認証を取得され、
その奮戦の模様を無明舎出版のWebサイトで公開しておられます。
今回は、木村・鈴木の「チョーむさくるしいオッサンコンビ」の狭間で、
島田さんならではの「ISO14001 私ならこう改訂する」を語って頂けるものと期待しております。(^^)
さて、まずは私から考えを述べさせて頂きましょう。
これはかつて私が「"被"審査員」だった頃に感じたことですが、
EMSの構築を目指す組織が、その初期段階で「一義的に誰のためにEMSをつくるのか?」と考え、
考えを固めることが肝要だと思います。例えば、ある組織が地域住民のことを想ってEMSづくりに着手
した場合と、人類の未来を案じてEMSに取り組んだ場合とでは、
システムの基本的な「つくり」が大きく異なってくると思うのです。
(ちなみに私は、前の会社のISO14001社内説明会の壇上で「ISO14001とは、
人類がワープエンジンの開発に成功し、
資源を求めて深宇宙に旅立つまでの時間を稼ぐための"延命処置"ですっ!」
と演説して呆れられたことがあります。)
そこで、環境方針で言及すべき事項に「組織のEMSは、誰のためのEMSか? と考えて決めた結果」を追加し、
組織がこの命題について考えて決定する契機としてみてはどうか?
…というのが私のアイデアです。
無論、組織が「誰のためのEMS」を構築するのも組織の自由であり、
その権利は規格が保証します。いかがでしょ?
to: 木村忠道 ; 鈴木信吾
from: 島田真紀子
subject: こんにちは。
ご紹介にあずかりました、島田です。
木村さんのおっしゃる「誰のためのEMSか?と考えて決めた結果」を環境方針に追加する、
というのは一番最初にやるべき大切なことだなぁ、と思います。
恥ずかしいことですが、私が真剣に「誰のためのEMSか?」
「何をするためにEMSを作っているのか?」を考えたのは、
ステージ1審査が終わったあとでした。
それまでは、規格の要求事項に合ったシステムを作ることばっかりに気をとられ、
いわゆる「紙・ゴミ・電気・ガソリン」の節約に必死になっていました。
目的を明確にしないとシステム全体の意味がなくなてしまうかもしれないし、
明確にするためには「誰のため?」を考えるのは最初の大事なステップですよね。
私のはアイデアというより、「ココがわかりづらい」というグチに近いのかもしれませんが……。
ISO14001は、PLAN−DO−CHECK−ACTIONという
大きな流れでシステムを作るようになっているけれど、
この流れがハッキリ示されているのは「環境影響の大きな活動」と「法規制」に関する活動だけで、
その他のことはあいまいにされているな〜という気がします。
例えば、「訓練・自覚・能力」とか「緊急事態への対応」に関しても
PLAN−DO−CHECK−ACTIONが必要なのに、
DOのところに書かれているだけですよね。規格の文章をよく読めばわかることかもしれないけれど、
「計画」「実施及び運用」「点検及び是正処置」「経営層による見直し」と項目分けをしているのだから、
この項目の中にきちんと書いたほうが、わかりやすいんじゃないかな?と思います。
みなさんはこんなこと考えたことありますか?
to: 島田真紀子 ; 木村忠道
from: 鈴木信吾
subject: Scopeの新(珍)定義
島田さん、こんにちは。ようこそいらっしゃいました。(^^)/~~~~~
艦長、ナイスなゲストですなぁ。ありがとうございます。 さて、
どのような活動でも、そのねらいをハッキリさせるのが肝要、と私も思います。
これはEMSの構築という全体的な活動でも、
教育・訓練や緊急事態対応などの領域でも均しく当てはまると思います。
「ISO14001の認証取得はしたけれど、こんなはずではなかった!」
という感想を聞くことがありますが、
「では、どんなはずだったのか?」ということが曖昧な方ほどこうした感想を抱く確率が高まるようです。
極端な例を挙げると「ともかくISO14001の登録証をゲットする」ことだけがねらいであった場合、
「ISO14001の認証取得はした。活動の目的は遂げた」という感想になるはずでしょ。 (^^ゞ
「どんなはずだったか」(EMSのねらいやポリシー)が明瞭であれば、
「こうなった」または「こうなっちまった」こと(EMSの実績)との比較ができ、
EMSの有効性の判定ができるというものです。
さて、この件でISO14001規格をどう改訂すると良いかについて、
ちょいと別の手を考えてみたのでご披露致します。それは・・・
scope(範囲)という用語の定義を追加する、というもので、こんな具合です。
3.18 範囲(scope)
組織境界や適用領域だけでなく、その活動のねらいを含むもの。
これは「scope」の原義が「的・ねらい」であることから思いついたもので、
ちょいと強引な感じもしますが、この定義があれば、ISO14001の1項にある
「この規格のどのような適用の範囲も明りょう(瞭)に特定されていなければならない」
という文言の重みがぐぐーんっ!
と増すという感染力抜群の効果が期待されます。
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